ITビジネスで請負契約の主な流れは次の通りです。
顧客⇒受注者 | 受注者⇒顧客 | |
---|---|---|
① | 見積依頼 | |
② | 見積書 | |
③ | 発注書、注文書 | |
④ | 注文請書 | |
⑤ | 納品書 | |
⑥ | 受領書 | |
⑦ | 請求書 | |
⑧ | 支払い | |
⑨ | 領収書 |
見積依頼
顧客⇒受注者
顧客が受注者に見積りを依頼します。
複数の会社に見積依頼をし、比較することを「相見積り」と言います。
見積書
受注者⇒顧客
顧客が依頼した商品・サービスの詳細、単価、数量、合計金額を記した見積書を受注者が発行します。
受注者が提出した見積書が顧客の予算や要望にあわない場合、改めて見積依頼を受けることもあります。
これを「再見積り」と言います。
発注書、注文書
顧客⇒受注者
見積書の内容に同意したら、受注者に発注書を提出します。
発注書は注文内容と合計金額の確認、希望納期の提示などの役目があります。
また、受注者は発注を承諾する「注文請書」を発行することもあります。
注文請書には金額に応じて収入印紙を貼る必要があります。
納品書
受注者⇒顧客
商品・サービスを受け渡す準備が整ったら、納品書とともに商品を納品します。
返送用の受領書も同封するのが普通です。
受領書
顧客⇒受注者
顧客は納品を確認したら受領書に押印し、返送します。
発送業者が代行することもあります。
請求書
受注者⇒顧客
請求書を発行します。
納品と受領が同時に行われる場合、納品書兼請求書として顧客に提出されることもあります。
ただ、顧客の検収確認をへたうえで、請求する方が丁寧と言えるでしょう。
支払い
顧客⇒受注者
顧客は請求書の代金を支払います。
領収書
受注者⇒顧客
入金を確認したら、受注者は領収書を送付します。
または、支払明細書を発行します。
銀行振り込みが普通なので省略される場合が多いです。
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