情報処理技術者試験とは?SEに必要な資格、試験

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情報処理技術者試験とは

情報処理技術者試験は、経済産業大臣が実施する情報処理に関する業務を行う者の技術の向上に資するため、情報処理に関して必要な知識及び技能を問う、日本の国家試験です。

 

試験の区分、体系は以下の通りです。

  • 情報処理技術者試験
    • ITを活用する者
      • ITパスポート試験 (IP)
      • 情報セキュリティマネジメント試験 (SG)
    • 情報処理技術者
      • 基本情報処理技術者試験 (FE)
      • 応用情報処理技術者試験 (AP)
      •  ITストラテジスト試験 (ST)
      • システムアーキテクト試験 (SA)
      • プロジェクトマネージャ試験 (PM)
      • ネットワークスペシャリスト試験 (NW)
      • データベーススペシャリスト試験 (DB)
      • エンベデッドシステムスペシャリスト試験 (ES)
      • ITサービスマネージャ試験 (SM)
      • システム監査技術者試験 (AU))
  • 情報処理安全確保支援士
    • 情報処理安全確保支援士
      • 情報処理安全確保支援士試験 (SC)

 

各試験の詳細は、IPA情報処理機構のページに詳しく書かれています。

No. 試験区分 略号 英語名称 実施
時期
情報処理技術者試験
1 ITパスポート試験 IP Information Technology Passport Examination 随時
2 情報セキュリティマネジメント試験
(平成28年度から)
SG Information Security Management Examination 春秋
3 基本情報技術者試験 FE Fundamental Information Technology Engineer Examination 春秋
4 応用情報技術者試験 AP Applied Information Technology Engineer Examination 春秋
5 ITストラテジスト試験 ST Information Technology Strategist Examination
6 システムアーキテクト試験 SA Systems Architect Examination
7 プロジェクトマネージャ試験 PM Project Manager Examination
8 ネットワークスペシャリスト試験 NW Network Specialist Examination
9 データベーススペシャリスト試験 DB Database Specialist Examination
10 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 ES Embedded Systems Specialist Examination
11 ITサービスマネージャ試験 SM Information Technology Service Manager Examination
12 システム監査技術者試験 AU Systems Auditor Examination
情報処理安全確保支援士試験
1 情報処理安全確保支援士試験
(平成29年度から)
SC Registered Information Security Specialist Examination 春秋


※ 実施時期:春期試験(4月第3日曜日)、秋期試験(10月第3日曜日)
※ IPは、平成23年11月からCBT方式で随時実施
(平成23年度秋期までは年2回(春期・秋期)実施)

 

ITパスポート試験、情報セキュリティマネジメント試験は、SEには必ずしも必要ではありません。

これらの試験で、SE (システムエンジニア) として最初に取得すべき試験は、基本情報処理試験と応用情報処理試験です。

 

その後、

ITストラテジスト試験
システムアーキテクト試験
プロジェクトマネージャ試験
ネットワークスペシャリスト試験
データベーススペシャリスト試験
エンベデッドシステムスペシャリスト試験
ITサービスマネージャ試験
システム監査技術者試験

に進んでいけばよいでしょう。

 

他のITの試験・資格

IT分野には国家資格以外に次のような試験、資格があります。

PMP (プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)

PMPとは、PMI 本部が認定しているプロジェクトマネジメントに関する国際資格です。

PMP試験は、PMI が策定した知識体系である PMBOK (Project Management Body of Knowledge) ガイド に基づいて実施され、受験者のプロジェクトマネジメントに関する経験、教育、知識を測り、プロフェッショナルとしての確認を目的として実施されます。

専門知識を有していることを証明するために、米国PMI本部が資格認定を行うものであり、法的な資格、免許ではありません。

PMP資格は、プロジェクトマネジメントに関する資格のデファクト・スタンダードとして広く認知されており、プロジェクトマネジメント・スキルの評価基準として、IT・建設をはじめとする多くの業界から注目されています。

 

マイクロソフト認定プロフェッショナル (MCP) 認定

MCPは、マイクロソフトが行っているベンダー資格です。

 

マイクロソフト認定プロフェッショナル (MCP) 認定では、業界で評価および認知されている厳正な試験により、IT プロフェッショナルとデベロッパーの技術的な専門知識が検証されます。

MCP 試験では、マイクロソフトの製品、テクノロジ、およびソリューションについて幅広く取り扱います。

 

MCP の資格認定試験に初めて合格すると、自動的にマイクロソフト認定プロフェッショナルとなり、MCP のメリットを得ることができます。

また、毎月何千人ものメンバーが新しく加入するコミュニティに参加することもできます。

MCP になった後は、マイクロソフト認定ソリューション エキスパート (MCSE) やマイクロソフト認定ソリューション デベロッパー (MCSD) などのエキスパート認定資格を通して、能力を発揮する道を進むことができます。

MCP の認定試験には、マイクロソフト認定ソリューション アソシエイト (MCSA)、MCSE、MCSD、 およびマイクロソフト スペシャリストの認定に必要なすべての試験が含まれます。

 

マイクロソフト テクノロジ アソシエイト (MTA) 試験およびマイクロソフト オフィス スペシャリスト (MOS) 試験は、MCP 認定の資格を与えるものではありません。

 

オラクルマスター

オラクルマスターは、オラクルが行っているベンダー資格です。

 

認定対象の製品バージョン毎に資格が存在します。

最新資格はORACLE MASTER Oracle Database 12cです。

以下の4種類の資格があります。

  • ORACLE MASTER Bronze Oracle Database 12c
    データベース管理の初級レベル
    データベース管理者として管理者業務を行うための基本的な操作方法を理解し、より高度な技術者のもとで簡単な作業ができるレベル

 

  • ORACLE MASTER Silver Oracle Database 12c
    データベース管理の中級レベル
    日常の運用管理・保守についてデータベース管理者に必要な重要なスキルを保持し、より高度な技術者のもとで実践的な作業ができるレベル

 

  • ORACLE MASTER Gold Oracle Database 12c
    データベース管理の上級レベル
    バックアップ、リカバリ、マルチテナント、アーキテクチャなど、技術要素を全般的に理解する上級データ管理者として、状況に応じた手法の提案や助言ができるレベル

 

  • ORACLE MASTER Platinum Oracle Database 12c
    熟練した経験豊かなトップレベルのデータベース・エキスパートとして技術力を駆使し、最適な構築・運用、適切な障害対応ができるレベル

 

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