Linux(リナックス)とは?初心者入門、ダウンロード、インストール

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OS

サーバー用のOSとしては、デファクトスタンダードであるLinuxについて調べてみました。

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Linux(リナックス)OS とは

Linuxは、スクラッチで書かれたオープンソースのOSです。

Linuxそのものは、1991年ヘルシンキ大学の学生であったリーナス・トーバルズによって開発が開始されましたが、1970年代に作られたUNIXの亜種と言ってよいでしょう。

Linuxは、オープン系のサーバーOSとしては最も使用されているOSです。

また、スマホ用のOSであるAndroidもLinuxカーネルをベースに作られています。

Linux(リナックス)とは、Unix系オペレーティングシステムカーネルであるLinuxカーネル、およびそれをカーネルとして周辺を整備したシステム(GNU/Linuxシステムも参照)である。

Linuxの概要

Linuxの概要は次の通りです。

Linuxは、狭義にはLinuxカーネル、広義にはそれをカーネルとして用いたオペレーティングシステムを指す。LinuxはUnix系(英: Unix like、Unixライク)オペレーティングシステム (OS) の1つとされる。カタカナでは「リナックス」と表記されることが多い(「Linux」の読み方を参照)。Linuxは、スーパーコンピュータ・メインフレーム・サーバ・パーソナルコンピュータ・組み込みシステム(携帯電話やテレビなど)など、幅広い種類のハードウェアで使用されている。

Linuxカーネルは、最初IA-32アーキテクチャのCPUを搭載したPC/AT互換機用として開発されたが、その後史上最も多くのハードウェアプラットフォーム向けにリリースされたOSとなった。カーネルについての詳細はLinuxカーネルの記事を参照。現在では特にサーバ、メインフレーム、スーパーコンピュータ用のOSとして首位を走っている。2010年10月現在、上位500のスーパーコンピュータのうちの90%以上はLinuxを使用している。また、携帯電話、ネットワークルータ、テレビ、ハードディスクレコーダ、カーナビゲーションシステムといった組み込みシステムでもよく使われている。スマートフォンやタブレット端末用プラットフォームAndroidはLinuxカーネルの上に構築されている。

Linuxの開発は、フリーかつオープンソースなソフトウェアの共同開発として最も傑出した例のひとつである。Linuxカーネルのソースコードは無償で入手でき、GNU一般公衆利用許諾書のもとにおいて、非営利・営利に関わらず誰でも自由に使用・修正・頒布できる。Linuxは、世界中の開発者の知識を取り入れるという方法によって、あらゆる方面に利用できる幅広い機能と柔軟性を獲得し、数多くのユーザの協力によって問題を修正していくことで高い信頼性を獲得した。

デスクトップやサーバ用のLinuxは、Linuxディストリビューションという形でパッケージ化されて配布されている。有名なLinuxディストリビューションとしては、Debian(とその派生であるUbuntu、Linux Mint)、Red Hat Linux(とその派生であるFedora、Red Hat Enterprise Linux、CentOS)、Mandriva Linux/Mageia、openSUSE、Arch Linuxなどがある。各Linuxディストリビューションは、Linuxカーネル、システムソフトウェア、ライブラリ等、巨大なコンパイル済のアプリケーション群を含んでいる。

デスクトップOSとしてLinuxを使用することは、かつては技術者や上級ユーザだけが行うことというイメージが強かった。しかし最近では、一般ユーザでも容易に使用できるデスクトップ環境が充実したり、非常に簡単にインストールできるディストリビューションが登場したり、各種ハードウェアへの対応や自動設定機能が大幅に向上するなどした結果、それまで縁遠いものとされてきた一般ユーザーの一部にも普及し始めている。デスクトップ環境での使用を念頭に置いているディストリビューションは、典型的には X Window System を含んでおり、それに加えてGNOMEやKDEといったデスクトップ環境が付属している。非力なコンピュータでの使用を考えて、LXDEやXfceといった省リソースなデスクトップ環境を含んだディストリビューションもある。サーバでの利用を想定したディストリビューションなどでは、標準インストールからグラフィカルインタフェースをすべて排除しているものもある。また、Linuxは自由に再頒布できるので、独自のディストリビューションを作ることも自由である。

ユーザ空間のシステムツールやライブラリの多くは、リチャード・ストールマンが1983年に立ち上げたGNUプロジェクトによって作られたものであるため、フリーソフトウェア財団 (FSF) はGNU/Linuxという名前を使うことを推奨している。

今日ではLinuxの普及に伴い国際規格が策定されている。Linuxカーネルを使用し、Linux Standard Base (LSB) Core Specification (ISO/IEC 23360シリーズ) に準拠したOSが、OSとしてのLinuxであるとされている。

1990年代はFreeBSDと比較して安定性に劣ると言われてきたが、コミッターの貢献により安定性も向上し、2010年代以降はサーバ向けOSとして広く運用されるようになっている

Linuxの種類、ディストリビューション 一覧

Linuxには、コンポーネントのまとめ方により、いくつかのディストリビューションがあります。

大きくRedHat系、Debian系、Slackware系の3系統ありますが、種類はさらに多くあります。

ここでは、主なLinuxのディストリビューションを一覧にしてみました。

Red Hat系

パッケージ管理システムとしてRPMを使っており、主要なものは以下の通りです。

Red Hat Enterprise Linux (レッドハット・エンタープライズ・リナックス)

CentOS (セントオーエス)

Scientific Linux (サイエンティフィック・リナックス)

Fedora (フェドラ)

Vine Linux (ヴァイン・リナックス)

Oracle Linux (オラクル・リナックス)

Debian系

パッケージ管理システムにdeb形式を使っており、主要なものは以下の通りです。

Debian (デビアン)

Ubuntu (ウブンツ、ウブントゥ)

Linux mint (リナックス・ミント)

elementary OS (エレメンタリー・オーエス)

Zorin OS (ゾーリン・オーエス)

KNOPPIX (クノーピクス)

Raspbian (ラズビアン)

Slackware系

Slackwareは、Linux普及初期はよく使われたディストリビューションです。主要なものは以下の通りです。

Slackware (スラックウェア)

SUSE Linux (スーゼ・リナックス)

openSUSE (オープン・スーゼ)

Turbolinux (ターボ・リナックス)

独立系 ディストリビューション

これまでの系統とは別の独自のディストリビューションもあります。主要なものは以下の通りです。

Arch Linux (アーチ・リナックス)

Gentoo Linux (ジェンツー・リナックス)

Linuxディストリビューション ランキング、おすすめ 2018

多くのLinuxディストリビューションをランキングして、どれがおすすめか調べてみました。

 

以下がLinuxのディストリビューションの人気ランキングです。

 

  1. Ubuntu 35.1%
  2. Debian 24.0%
  3. CentOS 17.0%
  4. Gentoo 2.4%
  5. Red Hat Enterprise Linux 2.3%
  6. Fedora 0.6%
  7. SuSE 0.4%
  8. Scientific Linux 0.1%
  9. Turbolinux <0.1%
Historical trends in the usage statistics of Linux subcategories, March 2024
W3Techs shows changes in the usage statistics of Linux subcategories

 

このサイトによると、Ubuntu、Debian、CentOSが人気です。

Ubuntuとは

一番人気のあるLinuxのディストリビューションは、Ubuntuです。

サーバー向けというよりは、デスクトップOSとして使われることが多いようです。

Ubuntu(ウブントゥ、国際音声記号[ʊˈbʊntuː]; oo-BOON-too)はDebian GNU/Linuxをベースとしたオペレーティングシステム (OS) である。Linuxディストリビューションの1つであり、自由なソフトウェアとして提供されている。カノニカルから支援を受けて開発されている。開発目標は「誰にでも使いやすい最新かつ安定したOS」を提供することである。デスクトップOSとして利用される事が多いLinuxディストリビューションである。

Debianとは

Ubuntuと同様に人気がありますが、サーバー用途の方が多いようです。

Debian(発音: [ˈdɛbiən] デビアン)またはDebian ProjectはLinuxディストリビューションのひとつであるDebian GNU/Linuxを中心とするUnix系システムのディストリビューションを作成しているプロジェクトである。名前の通り、GNUプロジェクトの精神の尊重と(そのため、一般には単に「Linux」とされることが多いような場合にも、「GNU/Linuxシステム」という呼称を積極的に使っている)、同プロジェクトによるプロダクトの積極的な採用などが特徴である。Linuxディストリビューションの他、カーネルをLinuxカーネルからGNU HurdやFreeBSDのカーネルに置き換えた、Debian GNU/HurdやDebian GNU/kFreeBSDなどがある。

CentOSとは

CentOSは、商用のRed Hat Enterprise Linuxの完全互換OSです。

サーバー用OSとして広く使われています。

レッドハットはRHELに含まれているソフトウェアのソースコードをオープンソースライセンスに基づき無償公開している。CentOSはこれをもとに、商標や商用パッケージ等を除去したものをリビルドしている。White Box Enterprise Linux、Scientific Linux等を含めて、一般に「RHELクローン」と呼ばれることもある。

Linux のダウンロードとインストール

Linuxには、数多くの無料のディストリビューションがありますが、ダウンロードとインストールは各ディストリビューションのサイトから行います。

 

Ubuntu

Homepage | Ubuntu Japanese Team

 

Debian GNU/Linux

Debian JP Project - Debian JP Project

 

CentOS
http://www.centos.org/
(英語サイト)

 

Fedora 

Fedora Linux
An innovative platform for hardware, clouds, and containers, built with love by you.

 

Gentoo Linux

https://www.gentoo.org/
(英語サイト)

 

Scientific Linux

https://www.scientificlinux.org/
(英語サイト)

 

openSUSE

https://ja.opensuse.org/

Linux 初心者のための入門サイト、使い方

Linuxを初心者が学ぶための入門サイトはいくつかあります。

以下にまとめました。

 

【Linux入門講座】初心者からステップバイステップで学べる!

【Linux入門講座】初心者からステップバイステップで学べる!
全くLinuxの知識がない初心者の方でも、ステップバイステップで学べるLinux入門講座です。Linuxの基礎的な使い方についてステップバイステップで学ぶことができるようになっています。Linuxをはじめて学ぶ際に、有効にご活用ください。

 

Linux入門

Linux入門 - Webkaru
Linuxの設定方法やコマンドの使い方を紹介します。

 

メリーおばさんのLinux講座 Linuxの使い方

http://merry.whitesnow.jp/SEMICMD/cmdtop.html

 

Linux標準教科書

20万ダウンロード突破!
初心者の方が基礎からLinuxを学習するために最適な教科書
LPI-Japanは、Linux/OSS技術者教育に利用していただくことを目的とした教材「Linux標準教科書」を開発し、無償にて公開しています。

基本的なコマンド、正規表現、シェルスクリプト、ファイル管理など、Linuxの基礎知識を系統立てて学べるように構成されており、初心者の方が基礎からLinuxを学ぶために最適な内容となっています。本教材は、これまでに20万回以上ダウンロードされ、「授業で使える実践的な教科書」として学校教育、社員教育、個人学習などに広くご利用いただいています。

Linux標準教科書|無償でダウンロードできる初学者向けLinux学習教材 | Linux技術者認定試験 リナック | LPI-Japan
Linux技術を基礎から習得するために必須のテキスト。学校教育にも独学にも最適な「Linux標準教科書」の無料ダウンロードページです。LinuCレベル1(101試験、102試験)の教育および学習にも役立てていただけます。

これは、入門サイトというよりは無料のPDFをダウンロードして使います。

LinuxとWindowsの違い、比較

LinuxもWindowsも共にパソコン向けのOSです。

LinuxとWindowsの違いを比較してみました。

Linux Windows
価格 無料
サーバー向けはベンダーにより有料保守有り
有料
用途 主にサーバー向け
Ubuntuなどデスクトップ向けのディストリビューションもある
クライント向けOS

Windows Serverはサーバー用途

ライセンス GPL
オープンソース
プロプライエタリ
アプリケーション フリーなアプリケーションも含め多数あり 多数あり
Word、Excel、PowerPointなどデスクトップアプリケーションはデファクトスタンダード
サポート 無し
有償サポートを行っているディストリビューションはある
有り
セキュリティ 有償サポートに入っているとセキュリティ対策あり Windows Updateで保護
多くのセキュリティソフトがある

 

最大の違いの一つは、Linuxは無料、Windowsは有料というのがあります。

また、Linux、Windows共にクライアントでもサーバーでも使うことが可能ですが、サーバー用途ではLinux、クライアント用途ではWindowsを使う方が一般的です。

 

 

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